コンクリート構造物補修・補強工事

REPAIR AND REINFORCEMENT OF CONCRETE STRUCTURES

老朽化が激しい構造物を守る工事

2040年を目安に建設後50年以上を経過する社会資本の割合が50%を超えると言われる中、私たちはこの問題に正面から向き合い日々補修、補強を含む長寿命化工事に全力で取り組みます。

コンクリート構造物の補修・補強工事は、経年劣化や環境要因によって損傷した構造物の機能を回復させ、耐久性を向上させるための重要な取り組みです。以下に主な補修・補強工法とその目的について説明します。

MAJOR REPAIR AND REINFORCEMENT METHODS 主な補修・補強工法

  • 連続繊維シート補強工法

    炭素繊維シートやアラミド繊維シートをエポキシ樹脂でコンクリート表面に接着する工法です。施工性に優れ、構造物の耐荷性や耐震性を向上させます。

  • ひび割れ注入工法

    コンクリートのひび割れに対して、エポキシ樹脂系接着剤や無機系超微粒子注入接着剤を注入して補強します。これにより、構造物の強度を回復させます。

  • 断面修復工法

    劣化したコンクリートを除去し、適切な修復材で断面を修復します。さらに表面被覆を施すことで、劣化の進行を防止します。

  • 電気化学的補修工法

    中性化したコンクリートを再アルカリ化したり、塩害により劣化したコンクリートから塩分を除去したりする新しい工法です。

  • 表面被覆工法

    防水剤や樹脂塗料を使用して、水分、炭酸ガス、塩分などの腐食性因子からコンクリートを保護します。これにより、アルカリ骨材反応の抑制や中性化、塩害防止などの効果が期待できます。

PURPOSE OF REPAIR AND REINFORCEMENT 補修・補強の目的

  • 1.劣化対策

    ひび割れ補修、防水層修復、設備配管の補修・交換など。

  • 2.耐震性向上

    構造躯体の補強、壁の補強・バランス調整、接合部の金物補強など。

  • 3.省エネルギー性向上

    断熱改修、開口部の断熱性・気密性向上。

  • 4.バリアフリー性向上

    段差解消、手すり設置、エレベーター設置など。

  • 5.維持管理・更新の容易性向上

    配管の更新・点検・清掃のしやすさ確保、共用設備の改修など。

REPAIR AND REINFORCEMENT OF CONCRETE STRUCTURES  
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